浦安市内の第二湾岸道用地を県道認定

〜千葉県が決定〜




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 浦安市内の第二東京湾岸道路用地は、2016(平成28)年4月1日付けで県道に認定される予定です。
 それが平成27年6月県議会一般質問における内田悦嗣議員(自民党)と県土整備部長のやりとりで明らかになりました。さらに、県道路環境課に対する丸山慎一議員(共産党)のヒアリングによって、その詳細がわかりました。

 要旨はこうです。
  • 浦安市内に確保されている第二湾岸道路用地は2016年4月1日に県道に認定する。
  • その理由は二つである。
    • 浦安市内の第二湾岸道路用地は県企業庁が管理しているが、企業庁の土地造成事業は2015年度末で収束する。そのため、この道路用地を2016年3月末までに県土整備部が管理を引き継ぐことになっている。現在、道路として利用されている箇所や、企業庁が道路改良したうえで引き継ぐとしている箇所については、県道として適正に管理することにしている。
    • 地元の浦安市も、第二湾岸道路用地の有効活用策として県道認定を要望している。
  • 第二湾岸道路用地は、JR京葉線と平行して走る県道276号西浦安停車場線のバイパス道路として認定する。既存の県道276号西浦安停車場線と接続させるため、JR新浦安駅のそばを走る市道(シンボルロード)を県道に認定する。
  • 第二湾岸道路用地の幅は50mだが、そのうち24mを4車線の県道として使用する。残りの26mは浦安市が有効活用する。といっても、将来は50mすべてが8車線の道路になる可能性もあるので、建物などの構造物は設置しない。
  • 県道として認定する部分と住宅地の間には第1期埋め立て護岸が存在する。それをどうするかについては、県と浦安市で調整する会議を設置し、地元の意向も確認しながら検討する。

 以上です。
 今年(2015年)3月下旬、国交省関東地方整備局のホームページに掲載されている3環状9放射の道路ネットワーク構想図から第二湾岸道路が忽然(こつぜん)と消えました。その理由は、浦安市内の第二湾岸道路用地が県道に認定されることと関係ありそうです。
 第二湾岸道路を建設できないのは、猫実川河口域の人工干潟造成が思うように進まないためです。人工干潟が造成できるようになれば、浦安市内の第二湾岸道路用地は県道から第二湾岸道路に「格上げ」になります。そのことも考慮しているから、幅50mのうち残り26mはいつでも道路用地として使えるような形で浦安市に利用させるということです。



浦安市内に確保された第二湾岸道路用地




浦安市内に確保された第二湾岸道路用地
(三番瀬・猫実川河口域の護岸から撮影)



第二湾岸道路用地と住宅地の間にある第1期埋め立て護岸
(右側が第二湾岸道路用地)






首都圏の3環状9放射道路ネットワーク構想図










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