ミヤコドリを163羽確認

〜三番瀬自然観察会〜



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 (2008年)10月5日、三番瀬の船橋側で自然観察会がおこなわれました。この観察会は、千葉県野鳥の会などが毎月第1日曜日に開催しているものです。参加者は30人でした。


◆珍鳥ミヤコドリに注目

 やはり、いちばんの注目は珍鳥ミヤコドリでした。北の国からの越冬飛来がはじまったからです。
 ミヤコドリは冬鳥です。秋に北の国から日本に渡って越冬し、春に北の国へ帰って繁殖します。
 ミヤコドリの特徴は、くちばしが長くて赤いことです。ハデな色彩をしています。
『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』(成美堂出版)にはこんな説明がされています。
    《九州地方と関東地方に冬鳥として飛来する。近年千葉県では飛来数が増えている。しかし、ほかの地域では、あまり見ることができない。干潟や岩礁の海岸にすみ、小動物や、とくに貝類を好んで食べる。縦に平たいくちばしをもっており、これが二枚貝の殻の間にさし込んでこじあけたり、岩に張りついている貝をはがすのに都合よく働き、カニなどを叩いて殺し食べることもある。》
 この日は163羽が確認されました。しかも、浜辺から50メートルくらいの干出地に群れをつくっていました。ピリーッとかキュピーなど、かなり騒がしく鳴き声をあげていました。
     「三番瀬へのミヤコドリの飛来数は、近年は毎年20羽ぐらいずつ増えつづけている。昨シーズンは194羽を確認した。今シーズンは、10月で163羽だから200羽を超すのではないか」

     「ミヤコドリは、日本全国で500羽くらいしかみられない。そのうち約3分の1が三番瀬でみられる」
 主催者からこんな説明がされると、参加者は感激していました。

 この日は、ミヤコドリのほかに、ダイゼン、ミサゴ、トビ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、トウネン、コサギ、ハマシギ、シロチドリ、ウミネコなどを確認しました。




ミヤコドリ




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