三番瀬公金違法支出訴訟を支援する会






 東京湾の干潟は次々に埋め立てられ、残っている大型干潟は、三番瀬干潟、盤洲干潟(小櫃川河口干潟)だけになってしまいました。
 1970年には船橋、習志野、幕張、稲毛にも広大な干潟がまだ残っていましたが、これを埋め立てたのが千葉県企業庁です。この企業庁は今も、多くの反対運動があるにも関わらず、三番瀬干潟を遮二無二埋め立てようとしています。実は、その隠された理由がヤミ補償にあることが先頃明らかにされたわけです。
 このたび、千葉県の人たちが三番瀬ヤミ補償を訴える裁判を起こしました。
 この裁判を通して、千葉県および千葉県企業庁の違法支出を糾弾するとともに、これまで隠されていた多くの事実が明らかにされることを期待しています。この裁判は三番瀬干潟を守るうえで、大変重要なものだと思います。
 裁判は長期化が予想されますので、私たちは千葉県内外の有志に呼びかけて「三番瀬公金違法支出訴訟を支援する会」(略称・「三番瀬ヤミ補償」裁判を支援する会)を結成し、世論への訴え、裁判の傍聴、資金的援助などを行うために、息の長い支援体制をつくっていきたいと思います。
 もとより三番瀬を守る運動は、この裁判につきるものではなく、さらに多くの人に三番瀬の価値を知ってもらい、保護運動を支援してもらうことが必要です。三番瀬は、漁場としても安らぎの場としても、私たちと海を結ぶ貴重な財産です。この会は、三番瀬を守るために従来から活動している三番瀬署名ネットワーク、千葉県自然保護連合、千葉の干潟を守る会などのさまざまな運動に協力しながら、三番瀬干潟保全に向けた運動を支え、その輪を広げていきたいと思います。みなさまのご協力とご支援をお願いする次第です。




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