★三番瀬を未来に残そう


三番瀬埋め立て計画と保全運動の経過



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●1998年まで



1963年   市川2期・京葉港2期埋め立て計画策定
1968年   市川1期埋め立て計画着工
1971年   浦安漁業権全面放棄
1973年   船橋漁業権全面放棄
1972- 73年 「東京湾の埋め立て中止と干潟保全」請願を国会に提出し、採択される。
1976年   市川2期・京葉港2期の埋め立て計画を凍結
1982年   市川2期計画埋め立て予定対象海域で漁業権を有していた市川市行徳漁協に
      対し、県企業庁が漁場評価額を45億5700万円と確認。企業庁、金融機関(県
      信用漁業協同組合連合会と千葉銀行)、行徳漁協の3者が「転業準備資金」
      に合意
   7月 金融機関が行徳漁協に43億円を融資。漁協は組合員に対して資金を貸し付け。
      その後、組合員624人のうち518人が転業。 
1984年   県企業庁、市川2期計画の調査を再開。
1984年7月 「東京湾会議」が結成され、市川2期計画に反対を表明。
1987- 92年 県が「埋め立て計画に係る環境現況調査」を実施。
1990年7月 県が市川2期・京葉港2期計画の基本構想を発表。
1991年9月 「日本湿地ネットワーク」が結成され、東京湾、とくに三番瀬のラムサー
      ル条約登録を要求。
   10月 千葉の干潟を守る会、日本湿地ネットワークなどが連名で県知事、運輸大
      臣、建設大臣、環境庁長官あてに意見書を提出。
1992年1月 県が千葉港湾計画改訂(京葉港2期埋め立て)を発表。
   2月 県自然保護連合などが、千葉県知事あてに三番瀬埋め立て反対の意見書を
      提出。
   3月 緊急シンポジウム「今、なぜ埋め立てか? 東京湾の生き物のふるさと三
      番瀬」を開催。
   5月 「国際干潟シンポジウム'92東京」(千葉の干潟を守る会、地球の友などが
      主催)が開かれ、ラムサール条約と東京湾保護を推進。
   6月 千葉県環境会議が設置される。
1993年3月 県が市川2期・京葉港2期埋め立て基本計画を発表。三番瀬埋め立て計画
      が全容を現す。県は環境会議に基本計画を諮問。環境調整検討委員会
      で検討開始。
   6月 釧路で開催された「第5回ラムサール条約締約国会議」に、千葉の干潟を
      守る会の代表などがNGOとして参加。同会議で、谷津干潟がラムサール
      条約の登録地になる。
1994年7月 241団体が、三番瀬埋め立てに反対し、審議・調査における科学性・公正さ
      の尊重を求める要望書を県環境会議に提出。
   11月 「三番瀬保全協議会」結成。
1995年11月 県環境会議が、三番瀬の生態系についての補足調査、土地利用の吟味につ
      いて専門委員会の設置を県に提言。
   11月 「金田の海を守る会」が県知事あてに三番瀬埋め立て反対の請願書を提出。
1996年2月 三番瀬埋め立て計画の撤回を求める署名運動を開始。
   3月 オーストラリアのブリスベンで開催された「第6回ラムサール条約締約国
      会議」に千葉の干潟を守る会の代表などがNGOとして参加。
   4月 第6回ラムサール条約締約国会議に参加した石川敏雄、牛野くみ子両氏が
      三番瀬保全を求める陳情書を県知事あてに提出。
   5月 「千葉の干潟を守る会」と「千葉県野鳥の会」が、環境庁長官あてに東京
      湾の環境保全、特に三番瀬の保全についての要望書を提出。
   7月 「三番瀬を守る署名ネットワーク」(署名ネット)を結成。県知事あてに三
      番瀬保全要望書を提出。
   8月 三番瀬生態系の補足調査の調査期間が延長される。
1997年2月 「三番瀬を守ろう! 市民の夕べ」を開催
   3月 署名ネットが、三番瀬問題に関する勉強会「土曜学校」を10回開催(12月
      まで)。
   5月 三番瀬生態系に関する補足調査中間報告が発表される。
   6月 署名ネットが、知事あてに質問書を提出。
   8月 三番瀬埋め立て計画の撤回を求める署名が10万人を突破。
   9月 環境庁が「シギ・チドリ類重要渡来湿地目録」を発表。これにもとづき、
      日本湿地ネットワークが三番瀬の保全を環境庁と千葉県に申し入れる。
   11月 署名ネットが質問書への県回答に関し、第1回の対県交渉を行う。
   11月 千葉県が「補足調査の進捗状況について」を発表。
   11月 千葉の干潟を守る会が「朝日 海への貢献賞」を受賞。
1998年2月 ブリスベン市民と交流し、埋め立て反対を訴える。
   3月 「第二の諫早にするな! 東京湾三番瀬 '98春の大集会」を開催。署名数
      が12万人を突破。
      4月 署名ネットが「干潟を守る日」(4月14日)に、署名第1次分12万人を県に
      提出。
   6月 署名ネットが2回目の県交渉を行う。
   6月 知事が県議会で三番瀬埋め立て計画の見直しを表明。
   7月 千葉の干潟を守る会など6団体が、講演会「宇井純と語ろう−流域下水道
      と市川三番瀬」を開催。
   9月 補足調査専門委員会が、三番瀬の生態系の仕組みを分析した最終報告書を
      県環境会議と環境調整検討委員会に提出。
    10月 署名ネットが、2万5000人の追加署名を県に提出。
   10月 県が埋め立て計画の見直しについて学識者などから意見を聞く「計画策定
      懇談会」が発足し、初会合を開催。
   10月 美術展「三番瀬アート100人展」を船橋市民ギャラリーで開催。
      11月 「'98東京湾三番瀬を残そう! 海辺のつどい」を船橋海浜公園前の砂浜で
      開催。
   11月 「転業準備資金」として行徳漁協に43億円が融資されていたことが判明。
      12月 中米コスタリカ、米国、韓国の環境NGOが三番瀬と谷津干潟を視察。県
      庁での会見で三番瀬の保全を訴えた。





●1999年

   ・1999年の出来事

  


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