三番瀬船橋側の早期補修などを要望

〜三番瀬連絡会が県企業庁と交渉〜



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 千葉の干潟を守る会、県自然保護連合、三番瀬を守る会など9団体で構成する「三番瀬を守る連絡会」は(2011年)5月25日、千葉県企業庁と交渉しました。議題は、東日本大震災(地震東北地方太平洋沖地震)によって損壊した三番瀬(船橋側)施設の補修などです。以下はやりとりの一部です。


◎「護岸などは今年度中に補修を終わらせたい」

◇連絡会
     3月11日の東日本大震災によって、ふなばし三番瀬海浜公園の施設は甚大な液状化被害を受けた。公園前の護岸や護岸道(管理用道路)、突堤、人工海浜(芝生の砂浜)も一部が陥没したり亀裂が生じたりしている。そのため、三番瀬の船橋側は立入禁止が続いている。
     海浜公園を管理する船橋市経済部商工振興課は、「激甚災害法の適用を受けて海浜公園内の施設(プールなどを除く)の補修を今年度中に完了させ、来年度の潮干狩りは開催したい」としている。しかし、県(企業庁)が護岸、人工海浜、突堤などの補修を今年度中に終わらせてくれないと、来年度も潮干狩りを開催できないし、立ち入り禁止が続くことになる。ぜひ、企業庁も今年度中に補修を完了させてほしい。

◆企業庁
     護岸と管理用道路、砂浜(人工海浜)については、今年度中に修復工事を終わらせたいと考えている。6月の補正予算で測量費を計上する予定だ。修復工事が終われば潮干狩りもできるようになる。
     ただし、突堤は被害が大きいので、年度内に修復を終わらせることができない。突堤の陥没に伴って生じた突堤脇の干潟の窪(くぼ)みも同じだ。
     来年度に三番瀬への立ち入りが可能となった場合、突堤や干潟の窪みなどの危険箇所は立ち入りができないよう対策を講じることになる。

◇連絡会
     救急車などの緊急車両が護岸道(管理用通路)でUターンする箇所が損壊している。ここも早急に補修してほしい。

◆企業庁
     緊急車両のUターン箇所は、護岸や突堤などの補修とは別に優先的に補修したい。


◎事業収束に伴う施設の引き継ぎについて

◇連絡会
     企業庁は来年度をもって土地造成整備事業を収束させることになっている。収束した場合、護岸や突堤、砂浜(人工海浜)はどこが管理することになるのか。

◆企業庁
     護岸と護岸道は県港湾課に、突堤と砂浜(人工海浜)は船橋市に引き継ぐ方向で折衝を続けている。なお、市川市東浜1丁目地先の西側突堤と人工海浜も、これまで船橋市が管理してきたいきさつから、船橋市に引き継ぐことを予定している。








三番瀬施設の補修などを県企業庁に要望




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