三番瀬鳥類調査報告書質問状に県が回答

〜「必要に応じて内容の修正を行わせる」〜



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 千葉県が発表した「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」は何の根拠も示さずに「三番瀬は環境が悪化傾向にある」と決めつけるなど、疑問点が多く、また捏造(ねつぞう)もみられるため、6月22日に森田知事あてに11項目の質問状を提出しました。
 それに対し、県自然保護課長から回答がありました。回答文にはこんなことが書かれています。
     「報告書に記載された考察の部分については推論のものもあるため、参考という取り扱いとしており、上記総合解析を行うときには資料から除外します。」

     「事実と相違するという指摘がある箇所については、現在、県において内容の検証をしているところであり、今後、必要に応じて内容の修正を行わせることを考えています。」

 私たちは、今後も修正内容などをチェックしていくことにしています。
 以下は、県からの回答書です。





回 答 書



自 第 7 4 9 号
平成21年7月6日

 千葉の干潟を守る会 代表 大浜 清 様
 三番瀬を守る会 会長 田久保晴孝 様
 千葉県自然保護連合 代表 牛野くみ子 様

千葉県環境生活部自然保護課長


  「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」に関する
  質問について(回答)

 2009年6月22日付けで提出のあった標記質問書について下記のとおり回答します。
 なお、同質問書には11項目の記載がありますが一括して回答します。


  1. 標記調査は、三番瀬周辺等に生息する鳥類の生息状況を把握すること、具体的には鳥類の個体数を把握することを目的に、県の委託によりNPO法人野鳥千葉が実施したものです。その際、以前の調査と同様に受託者に個体数等の変化について考察を行わせたものです。

  2. 調査は委託契約書の仕様書に基づき行われたものなので、個体数のデータについては今後の三番瀬の再生・保全に役立てていきます。具体的には平成22年度に予定されている三番瀬の自然環境の総合解析を行う際の一つの資料等とします。  また、報告書に記載された考察の部分については推論のものもあるため、参考という取り扱いとしており、上記総合解析を行うときには資料から除外します。

  3. なお、報告書については作成者であるNPO法人野鳥千葉が責任を負うものですが、事実と相違するという指摘がある箇所については、現在、県において内容の検証をしているところであり、今後、必要に応じて内容の修正を行わせることを考えています。

以上







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