「海を埋め立て、海域を犠牲にしてきたことを反省し、
   もともと海であったところをできるだけもとの海に
   もどすことを大前提に、再生事業を行うこと」

       〜千葉県野鳥の会が2つの小委員会に意見書〜





 「千葉県野鳥の会」は8月14日、三番瀬円卓会議の2つの小委員会(護岸・陸域、海域)に対して意見を提出しました。
 意見書では、「海域埋め立てによる人工海浜の造成」が両小委員会の共通事項としてあげられていることに懸念を表明し、「もしもこのように埋め立てを容認するような意見が、何ら疑問もなく推進されるとすれば、委員の選出方法や会議の運営方法などを重ね合わせますと、はじめから埋め立てを前提として計画された会議といわざるを得ません」「これは極めて作為的であり、これまで長期にわたり議論してきた結果が無視されることになり、誠に残念なことです」と疑問を呈しています。
 そして、「今まで経済優先の判断から、大面積の海を埋め立て、海域を犠牲にしてきたことを反省し、もともと海であったところをできるだけもとの海にもどすことを大前提に三番瀬の再生事業を行うこと」などを要望しています。


 

 

「護岸・陸域小委員会」への意見書





2002年8月14日  


千葉県総合企画部
三番瀬プロジェクトチーム
  護岸・陸域小委員会 御中


千葉県野鳥の会
会長 富谷健三




三番瀬保全に向けての意見

 三番瀬保全に向けての各種の検討作業は、大変のことと推察いたしますとともに、敬意を表します。
 さて、これまで開催されました「護岸・陸域小委員会」及び「海浜小委員会」での検討内容では、前者においては「高潮対策には高さ8mの堤防が必要で、そうしないならば、ゆるい傾斜で人工海浜を作る」とし、後者においては「青潮対策と、浅海域の干潟化、藻場の再生(造成)等」とされています。両小委員会で共通する事項として、現在の海域埋め立てによる人工海浜(人工干潟)の造成があり、そのことが三番瀬再生の中心テーマとさえなっています。

 私たちは、円卓会議はもとより両小委員会は、「埋め立てを行わないでいかに再生するか」を検討するために立ち上げた会議であり、そのために時間と経費、労力をかけて検討しているものと認識しておりました。
 しかし、もしもこのように埋め立てを容認するような意見が、何ら疑問もなく推進されるとすれば、委員の選出方法や会議の運営方法などを重ね合わせますと、はじめから埋め立てを前提として計画された会議といわざるを得ません。

 これは極めて作為的であり、これまで長期にわたり議論してきた結果が無視されることになり、誠に残念なことです。
 どうか、埋め立てが白紙になった時点に立ち返り、下記の事項について再検討されますように「護岸・陸域小委員会」への意見として要望いたします。


  1. 今まで経済優先の判断から、大面積の海を埋め立て、海域を犠牲にしてきたことを反省し、もともと海であったところをできるだけもとの海にもどすことを大前提に、三番瀬(陸域)の再生事業を行うこと。

  2. 現在の汀線(現在で確認できる汀線)より海側での、人工海浜造成や護岸改修等の改変作業は行わないこと。

  3. 陸側での改変作業に支障となる施設建物等がある場合には、移築移設等、他の場所への移動や撤去もやむを得ないものとすること。

  4. 全ての改変作業は、自然環境に悪影響を及ぼすような予期せぬ事態が生じたときには、もとの状態にもどすことのできる方法で行うこと。




海域小委員会への意見書





2002年8月14日  


千葉県総合企画部
三番瀬プロジェクトチーム
    海域小委員会 御中


千葉県野鳥の会
会長 富谷健三




三番瀬保全に向けての意見

 三番瀬保全に向けての各種の検討作業は、大変のことと推察いたしますとともに、敬意を表します。
 さて、これまで開催されました「護岸・陸域小委員会」及び「海浜小委員会」での検討内容では、前者においては「高潮対策には高さ8mの堤防が必要で、そうしないならば、ゆるい傾斜で人工海浜を作る」とし、後者においては「青潮対策と、浅海域の干潟化、藻場の再生(造成)等」とされています。両小委員会で共通する事項として、現在の海域埋め立てによる人工海浜(人工干潟)の造成があり、そのことが三番瀬再生の中心テーマとさえなっています。

 私たちは、円卓会議はもとより両小委員会は、「埋め立てを行わないでいかに再生するか」を検討するために立ち上げた会議であり、そのために時間と経費、労力をかけて検討しているものと認識しておりました。
 しかし、もしもこのように埋め立てを容認するような意見が、何ら疑問もなく推進されるとすれば、委員の選出方法や会議の運営方法などを重ね合わせますと、はじめから埋め立てを前提として計画された会議といわざるを得ません。

 これは極めて作為的であり、これまで長期にわたり議論してきた結果が無視されることになり、誠に残念なことです。
 どうか、埋め立てが白紙になった時点に立ち返り、下記の事項について再検討されますように「海域小委員会」への意見として要望いたします。


  1. 今まで経済優先の判断から、大面積の海を埋め立て、海域を犠牲にしてきたことを反省し、もともと海であったところをできる だけもとの海にもどすことを大前提に、三番瀬(海域)の再生事業を行うこと。

  2. 青潮対策等、現在の海域でなくてはできない改変策を除き、現在の汀線(現況で確認できる汀線)より海側での干潟造成や藻場造成等の改変作業は行わないこと。

  3. 周囲に及ぼす影響が著しいと思われる、青潮対策や潮流の安定化を図るためなどの改変作業は、モニタリング調査をしながら時間をかけて行うこと。

  4. 全ての改変作業は、自然環境に悪影響を及ぼすような予期せぬ事態が生じたときには、もとの状態にもどすことのできる方法で行うこと。





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